1. 入力できる実験項目

(1)スプレーパターンは2種類から選択
バーチャル実験の使用流体は水を条件とします。
(2)流量密度分布の均等率が選択できます
均等率は30%、50%、80%の3種類から選択できます。

均等率(%)=均等幅÷全スプレー幅X100

均等率

(3)SVS実験でのスプレー角度ついて
通常、スプレー角度はスプレー距離、圧力、ノズルタイプ等の影響により、スプレーの 落下地点までその角度が維持できないことがあります。しかしSVSの実験では、下図 のごとくスプレー角度は一定と仮定して理論計算しております。ノズル配列を決める際 はスプレー角度の代わりにスプレー高さとスプレー幅をご指定になるほうが、より確かな 結果が得られます。

スプレー角度

(4)ノズルの詳細仕様が入力できます
圧力・流量・スプレー角度等を入力して、バーチャル実験ができます。

(5)任意のノズル配置が入力できます
表示された配列図に任意の寸法を入力して、その配置でバーチャル実験ができます。
  【配置図に入力できる項目】
  • スプレー面寸法(最大5mx5m)
  • ノズルピッチ
  • ヘッダー間隔
  • スプレーパターンのネジレ角度
  • スプレー高さ
  • ノズル数 (最大5個)
  • ヘッダー数 (最大5列)
スプレーノズルの配置図
▲クリックで拡大表示
 
2. SVSデータと実測データの比較

1. 実験条件と流量密度分布測定方法
ノズル配列
  (1) 実験条件
    ノズル型式:フルコーンノズル
ノズル仕様:圧力0.2MPa 流量90L/min スプレー角度90°
ノズル総数:(ヘッダー当りノズル数3個)X(ヘッダー数3列)=9個
流体:水
  (2) 流量密度分布測定方法
    ノズルから下方に噴射して、密度測定容器の水位を計測し、単位面積当りの密度に換算。
2. 測定結果の比較
 
比較項目 ノズル単体
流量密度
均等幅
(%)
測定マス数
(総数)
密度(ml/min/cm²) 密度分布グラフ
MAX. MIN. 均等率
(%)
実測 80 21x21
(441)
17.4 12.1 69.5
SVS 80 20x20
(400)
19.7 12.8 65.3

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